米子市は電子顕微鏡ゆかりのまち
米子出身の先生方の
世界に誇る数々の業績
みなさんは、米子市出身の電子顕微鏡の世界的権威、菅田栄治 先生(大阪大学名誉教授(電子工学):1908-1988)と田中敬一先生(鳥取大学名誉教授(解剖学):1926-2019)をご存知ですか?米子市児童文化センターではお二人の先生の素晴らしい業績を顕彰すると同時に、直接電子顕微鏡に触れることが できる「ミクロの世界を体験できるコーナー」があります。菅田栄治先生は1940年に日本で最初に透過型の電子顕微鏡を組み立てられ、さらに1970年には世界最高の300万ボルトの超高圧電子顕微鏡を開発されました。
300万ボルトの超高圧電子顕微鏡
田中敬一先生は1985年に世界最高倍率の走査型電子顕微鏡を開発され、世界で初めてエイズウイルスの立体撮影に成功されました。科学者としても人としても素晴らしいお二人に続いて、みなさんもミクロの世界を探検してみませんか?
世界初のエイズウイルスの立体撮影
菅田栄治 氏
紫綬褒章・勲二等旭日重光章
(1908 〜 1988)
世界的な電子顕微鏡研究の第一人者。1940年、日本で初めて電子顕微鏡を組み立てる。1970年、大阪大学教授の時、日立製作所と共同研究で電圧300万ボルトの電子顕微鏡の開発に成功した。
大阪大学名誉教授、大阪電気通信大学名誉教授・元学長
出典/米子市立福米東小学校広報誌「青松」道徳教育用郷土資料「ふるさととっとりの人々」
田中敬一 氏
瑞宝中綬章
(1926 〜 2019)
1985年、理論的に不可能と言われていた80万倍、世界最高の倍率の走査電子顕微鏡を開発し、世界的に脚光を浴びる。また、エイズウィルスの写真撮影に成功した。
鳥取大学名誉教授、元鳥取大学医学部部長
著書・出典/「夢と創造」、「超ミクロへの挑戦」
田中SEM研究所 通信(日立ハイテクノロジーズ)